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  • 2008.01.14 Monday
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インド旅行記2006夏 1.エアインディア

 エアインディア に乗るのは始めてである。評判はあまり芳しくないようであった。機材が古く、「郷に入れば郷に従え」などと評した文章も見た。今日8月30日という一日の大半を、エアインディアで過ごす予定なので少々心配になった。

 友人と成田空港で合流し、チェックインと手荷物検査を済ませる。荷物は基本的に預けない主義なのだが、今回は液体物を手荷物として持ち込めないとのインド政府のお達しもあったので、やむなく預けることにする。これで、15時間後のコーチンの空港のターンテーブルに僕のリュックが現れなかったら、その先の貴重な10日間の予定が狂ってしまう。

 エアインディアは、他の航空会社と違い、所定の手荷物検査のほかに、搭乗直前にもう一度手荷物検査を行っている。こっちの手荷物検査は、一つ一つカバンの中身を検めるので煩わしいが、安全に飛んでくれるための検査なら何度やってもいいとも思う。

 非常案内のビデオは、ヒンディー語英語日本語の順に放映される。全てを放映するのに10分以上はかかると思う。サリーを着たキャビンアテンダントの「ナマスカー」の声を聞いたとき、その空間はもう既に日本ではなかった。定刻よりやや遅れて、ガラガラのジャンボジェットは第一目的地のバンコクに向けて離陸した。正午を30分ばかり過ぎたころだった。

 離陸してすぐ、飲み物サービスと機内食が供される。ベジタリアンとノンベジタリアンにメニューが分かれている。ノンべジを頼むとチキンカレーが出てきた。これから毎日カレーと付き合うのであろう。カレーと言う料理は、機内食に向いているのか、エコノミークラスの機内食のわりに非常においしかった。ただ、生野菜がキュウリの切れ端一本に味噌をつけた「モロキュー」だけだったのは面白かったが。全て平らげる。

 機内食が終わると、もうやることが無い。最近ではエコノミークラスでも個人テレビが付いているのが世界の流れだが、エアインディアの古い機材にそんなものは付いていない。前方のスクリーンでインド映画を流している。観ている日本人は少ないようである。座席の占有面積はエコノミーとしては余裕のあるほうなので、座席を倒して上空一万メートルの昼寝を楽しむ。搭乗率は30パーセント程度なので、機内は静かである。

 うつらうつらして三時間ほど過ごすと、再び軽食が配られる。今度はカレーではなくサンドウィッチだった。特になにもしていないが、腹だけは減るので全て平らげる。

 軽食が片付けられると、我がジャンボ機はバンコクに向けて高度を下げ始めた。が、なかなか着陸しない。空港が混雑しているため着陸するまで時間がかかるとの機長の放送が入る。無事着陸したが、ゲートが空いていないらしくターミナルから離れた場所で一旦止められる。20分ほど待って、ターミナルに到着。タイでバカンスを過ごすらしい日本人が沢山降りて行った。このままインドまで行く乗客はバンコクでは降りられず、狭い飛行機の中で1時間半を過ごさなければならない。

 残されたわずかな日本人とインド人乗客が、神妙な面持ちで機内で待機していると、タイ人のおばちゃんたちが一斉に乗り込んで、せっせと機内清掃をはじめた。なかなか荒々しく掃除機などをかける。「機内で待つほかの乗客のことなど目に入りませんよ」といった感じの掃除である。枕カバーなどが手際よく変えられていく。最後部では機内食が搬入されている。

 やがて、掃除のおばちゃんたちが出て行くと、バンコクからの乗客が乗り込んできた。今度乗り込んでくるのはインド人だけである。いっぱいになるかな?と思っていたが、結局4割にも満たない搭乗率のまま、バンコクをあっさり離陸してしまった。

 3度目の機内食が配られる。覚えていないのだが、僕のメモには「辛いチキン料理」と書いてある。タイのヨーグルトもある。やはり空腹なので完食した。配られたものは全て食べてしまおう、との考えが生まれてきた。

 バンコクからデリーまでは3時間半程度。またうつらうつらしていると、日が暮れ、デリーの町並みが窓越しに見え、インディラガンディ国際空港に着陸した。5年ぶりのインド。隣に座る友人に気付かれないように一人で感傷的になる。ここで、成田からの日本人乗客の大半が降りた。しかし、僕らはこのままこの飛行機の最終目的地ムンバイまで飛ぶので、デリーでも降りることが出来ない。

 今度は髭を蓄えたインド人の青年(?)たちが、一斉に掃除を始める。きびきびとしているが、タイ人のおばちゃんたちほど激しくはない。ヒンディー語が頭上を飛び交う。最後部では再び機内食が搬入されている。どうやら、今日4度目の機内食もあるようだ。

 デリーでは僅かな乗客しか乗らず、搭乗率は20パーセント未満程度になった。ローカル線といった風情だ。日本人は殆どいない。周りはインド人や南アジア系と思しき人々だけ。デリー→ムンバイ線は、日本で言ってみれば羽田→大阪線のような幹線であるはずなのだが。

 隣に座る友人とあれやこれや話す。彼とは、次のムンバイでお別れである。彼はムンバイでインドに入国し、僕はムンバイからさらに飛行機で南インドのコーチンへ向かう。僕らはここから、別々の経路でインドを旅することになっている。4度目の機内食はさすがにきつくなってきたので、メインディッシュなどだけを食べて、半分は残す。しかも、異常に辛い。キャビンアテンダントに水を頼むと、「日本人には辛すぎるでしょ?」と言って、ニヤリとする。機内食ばかりで胃が疲れてきた。

 真っ暗な機内。客がすくない事もあって、かすかに寝息が聞こえてくるくらいで、あとは飛行機が風を切る音だけだ。やがて、ジャンボ機は成田から延々15時間近くかかってムンバイに着陸した。15時間も同じ飛行機に詰め込まれていたのは初めての経験だ。

 ムンバイの空港で、僕と友人は劇的な別れをするつもりだったが、かなりあっさりとした別れになってしまった。「乗り継ぎはこっちだ」という係員に僕だけ誘われ、友人に「じゃあ、またネットで会いましょう」(mixiで連絡を取り合う予定だった)などと二言三言交わし、彼は入国審査上のほうへ消えた。僕は、他の乗り継ぎ客と共に係員に連れられ出発ロビーに連れて行かれる。係員に誘われるままに歩いていくと、カウンターが現れ、航空券を見せると搭乗券を渡される。これで、コーチンへの出発の手続きはおわってしまう。

 手荷物検査。当然ながら回りはみんなインド人だ。インドに着たんだな、という実感がわいてきた。

 ムンバイからコーチンまでの飛行機の中では、僕は熟睡していた。五度目の機内食は、さっぱりしていそうなパインアップルだけ食べて、メインディッシュの包みは開ける気も起きなかった。五度連続で機内食を食べるのも、人生でこの先二度と無い様な気がする。目が覚めると、コーチン着陸寸前であった。

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