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  • 2008.01.14 Monday
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インド旅行記2006夏 5.北上!バンガロールへ

裏のバスターミナルの騒々しさで目が覚める。この国はどこの町も朝から本当ににぎやかである。午前8時半。高地マイソールの朝はからっとしていてすがすがしい。今日は列車でやや北へ上って産業都市バンガロールへ向かうつもりである。バンガロールへ向かうシャタブディエクスプレスの発車時間は午後二時なので、それまでは町をぶらつこう。

ホテルを出る前に、この3日でどのくらいお金を使ったか計算してみた。以下、僕の旅ノートからの抜粋。

<9月3日AM10:40までの使用金額>
Rs 2970 約7425円。
         およそ一日2500円使用

インドの安宿は、チェックアウト時間を設定せず大抵24時間制を取っている。チェックインした時間から24時間で一日分の料金が課される。つまり、昨日の午前九時にこの宿にチェックインした僕は、今日の午前九時までにチェックアウトをすれば一日分の料金を支払うだけですむわけだ。しかし、チェックアウトした時間は午前十一時。もう一日分余計に支払わされるかと覚悟していたが、フロントの兄ちゃんに「2時間オーバーだよ」とニヤリとされただけで一泊分の料金を支払うだけで済んだ。杓子定規でないところがありがたい。

それから3時間、重たいバックパックを背負ってマイソールの町をぶらついた。途中RRRというレストランで昼食をとった。レストランRRRは町食堂といった趣で、まだ昼時ではないらしく中はがらんとしていた。店員に「メニューを見せてくれ」と言ったが、「イエッサー」と愛想よく答えるだけで持ってきてくれない。仕方が無いので「何があるの?」と店員に訊くと、なんだか良くわからない料理名を次々と挙げた。辛うじて「チキン」という単語が耳に入ったので、よくわからないが「チキンプリーズ」と言ってみる。

テーブルの上には鉄製のコップとバナナの皮が置いてある。バナナの皮が皿代わりになるのだ。鉄製のコップには水が汲まれている。こういう水には手を出さないほうが、身の為腹の為である、と勝手に納得する。インドに来て3日。まだおなかは壊していない。

程なくやってきた料理は、インド版カレーピラフの「ビルヤーニ」だった。チキンがどっさり入っている。スプーンがあったが、ここはインド流にしたがって盛り付け皿からバナナの皮にビルヤーニを移して、右手で行儀良く食べてみる。バナナの皮があまり清潔そうでないのが気になったが、ビルヤーニは非常においしく鶏もしっかりとした味であった。鉄製のコップに入った水は飲用ではなくバナナの皮を清めるための水であると気付いたとき、僕は既にビルヤーニを半分以上食していた。

100円程度の昼食を済ませて駅へ向かう。辛い料理を食べたので汗が吹き出る。日は既に高く、今日も暑い。昨日手に入れられなかった時刻表を無事手に入れて、ホームへ移動する。シャタブディエクスプレスは既に入線していた。この特急列車はマイソールからバンガロールを経て、丸一日かけて南インド最大の都市チェンナイ(マドラス)に向かう、全車エアコンつきの豪華列車である。インド最速の列車なので、インド版新幹線とも言われる。

高いステップを登ってシャタブディエクスプレスに乗り込んだ。車内はブルーのビニールレザー張りのシートが並んでいる。シートは日本の特急列車のように転換できないので、みんな後ろ向きに座ることになる。窓は遮光ガラスなのだが、色がきつ過ぎて外の景色がセピアに染まって見える。エアコンが寒いので長袖を取り出す。発車時間が近づくに連れて乗客が増えてきた。一昨日から昨日にかけて乗った深夜バスとは客層がえらく違う。隣にすわったワイシャツのおじさんは英字新聞を読んでいた。斜め前のやり手サラリーマン風の男は、席に着くなりノートパソコンを取り出してなにやらファイルを開いている。やはり一般庶民が乗るような列車ではないのだ。発車間際になって給仕がミネラルウォーターとクッキーとキャンディーを配る。それからウェルカムドリンクのマンゴージュース。サービスは至りつくせりといったところ。

列車は発車の合図も、衝撃も無く走り出した。一日半お世話になったマイソールに別れを告げる。速度を上げると、恐ろしいくらい列車は揺れだした。線路の状態がよくないのだろう。激しく揺れながら、エアコンをガンガンに効かせたシャタブディエクスプレスはデカン高原の草原地帯をバンガロールに向けて走る。揺れの中でうとうとと眠ってしまった。

1時間半ほど眠って目が覚めたとき、列車はだいぶ速度を落として家々が密集する地帯を走っていた。踏切を通るたびに、たくさんの車や人が待っているのが見える。ただし遮断機はない。大きな都市が近いようだ。やがて、やや大きな駅で電車が停まる。バンガロールに着いたか?と思った。車内放送なども全く無いので、どこの駅についたのか判らないのだ。時刻表どおりに走っていないが、だいたいの予測を立てると、もうバンガロールに着いていてもおかしい時間ではない。しかし、他の乗客も降りようとする気配が無いのでしばらくじっとしてると、また動き出して15分ほど走り、さっきの駅とは比べ物にならないくらい大きな駅に進入した。

16時半。南インド最大の産業都市バンガロールに到着した。二時間を共にした列車からホームへ降りる。揺れが足に残っているので、足元がふらつく。地下道を通って駅を出ると、リクシャーワーラーやあやしげな人々が一斉に話しかけてくる。「ホテルは決まっているか?」「市街地まで安く連れて行ってやる」。彼らを振り払って、駅前の大通りに出る。ここにも客待ちのリクシャーが手ぐすね引いて待っていたが、彼らを無視して道を走る流しのリクシャーを拾う。確証は無いが、駅前や空港で客待ちをするドライバーはあまり信用できないのではないか?と僕は思っている。

流しのリクシャーワーラーを捕まえて交渉をするが、なかなか希望通りの値段で行ってくれない。「メーターを使え」と言っても、みんながみんな「壊れている」の一点張り。疲れてきたので次に捕まえたリクシャーも同じ状況なら、若干高くても妥協しようと思ったら、「メーターで行くよ」というドライバーに当たった。リクシャーに乗って、目星をつけていたYMCAに行ってもらおうと思ったが、場所がわからないと言う。仕方が無いので、その近くの州政府観光局に行ってもらうことにするが、それもわからないと言う。とりあえず付近の道の名前を伝えてそこまで行ってもらうことにする。走り出した瞬間、雷が鳴って雨が降り出した。しかも、道が混雑している。

目的の道まで来てもらったが、観光局の場所がわからない。進んだり曲がったり、Uターンを繰り返したり、他の人に道を聞いたりすること30分。ようやく観光局に辿り着いた。雨はもう止んで、大きな虹がかかっていた。感謝の気持ちを込めてメーターの値段に若干色を付けてお金を支払った。丁寧に礼をするドライバーと別れて、地図を見ながらYMCAがあるはずの方向を進むが、なかなか辿り着かない。地図ではYMCAは緑の多い地区にあるはずなのに、自分は下町っぽい建物が密集する路地の中にいる。日が落ちてきた。Hotel Comfortという、派手な電飾がされたホテルが見える。疲れたのでそこで宿泊しても良かったが、あまり環境が良くなさそうだ。まずはYMCAを目指そう。お祭りが近いらしく、街のあちらこちらに飾り付けがなされている。

1時間半も彷徨ってようやくYMCAに着いたころには、日は沈んでいた。が、散々探し回ってようやく見つけたYMCAのフロント氏は「ここは会員制なので、宿泊できません」と仰る。もうクタクタだ。どこかいいホテルは無いか?とフロント氏に尋ねてみた。教えられたのは、あのHotel Comfortだった。

Comfortで部屋を見せてもらう。広くて清潔。おまけにシングルなのにベッドはダブル。一泊800ルピーは明らかに予算オーバーだが、ここに宿泊することにした。決め手は洋式トイレだった。実は、昨日泊まったマイソールのホテルは、インド式トイレで出るものが出なかったのだ。使い方もよくわからなかった。
チェックインをするためにフロントに降りると、アジア系の顔をした若い男二人が何やらフロントの親父と言い合っている。やがて、一通り話が済むと僕に話しかけてきた。彼らはマレーシア人で、一泊だけこのホテルに泊まり、これから飛行機でクアラルンプールに帰るという。空港までの車を手配したのだが、ふっかけられたのだそうだ。やがて別の車が来る気配がして、彼らは僕と握手を済ますと車に乗って行ってしまった。インド人以外の人間と会話したのは久しぶりだった。

チェックインを済まし、清潔な部屋で旅装を解く。雨が降った直後の道を歩き回ったので、撥ねた泥水でジーパンから砂がざらざらと落ちてきた。今回、ズボンはこのジーパンしか持ってきていないので洗いようが無い。他の下着やTシャツをバケツに突っ込んで、洗剤で洗う。ついでに洋式トイレで何日か振りの用を足す。

それから街へ出て夕食を探す。外は祭り。像の神様ガネーシャのお祭りのようだ。爆竹が鳴り響き、人々が踊り狂っていた。ちょっと離れた落ち着いた地区まで歩いて、目の前にあったビジネスホテル風のホテルに付属するレストランで、お馴染みのダルカレーを頼む。ここでは中華もやっているようで、チキンヌードルスープも頼んだ。このスープは非常においしかった。これに水とチャパティで75ルピー(300円以下)。

シャワーを浴びる。やはり水は出ないが、水量は豊富だったので豪快に頭を洗い、身体を洗ってさっぱりした。毎日サンダルで歩いているので、そろそろ足のサンダル焼けが目立ち始める。

23時、就寝。

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